国際交流委員会発「ケアでつながる地球家族」
ギリシャの巻
今年のアルツハイマー病協会国際会議は、3月にギリシャ第2の都市「テッサロニキ」で開かれ、片山禎夫医師の講演も予定されています。ギリシャのアルツハイマー病および関連疾患協会の会員は家族、専門職を合わせて2000名以上、セミナー開催、出版などの他、スタッフと会員がメールの交換をするサイトもあります。その中から会員（本人）のアレクサンドラ・メートルさんの詩を紹介します。
私がおびえているのは、「終わり」ではなく「終わりに向かっていること」
私が恐れているのは、私のことではなく、あなたたちの上におこるかもしれない出来事私が悔やんでいるのは、私がしてしまったことではなく、できなかったこと
沈黙は、言うことがないからではなく、言わなかったため（中略）私が聴いているのは言葉ではなくて、あなたたちの心残念なのは自分のことではなくて、あなたたちのためにできなかったいろいろなこと
ごめんなさい、でも私はあなたたちに囲まれて生きています
溺れそうになりながら……
（ギリシャ アルツハイマー病・関連疾患協会ホームページから原文の英訳を翻訳：鷲巣）
（国際交流委員 鷲巣典代）
2010年1月25日発行会報「ぽ～れぽ～れ」354号より
