国際交流委員会発「ケアでつながる地球家族」
アメリカの巻
心理学博士リチャード・テイラーさんは、53歳の時にアルツハイマー病の診断を受け、現在66歳。本人の立場からすでに数冊の著作を発表し、また社会やケアに対する自分の考えと日々の活動を毎月インターネットで配信しています。10月号には、世界中の本人たちに向けて次のような力強いメッセージがありました。
■さあ、立ち上がろう! 声をあげよう!
黙っていては犠牲者になってしまいます。あなた自身のために、これから認知症になるかもしれない人のために、また介護者や専門家たちのためにも声をあげてください。今日という日は二度とありません。かけがえのない時間を大切に使いましょう。周囲の人々、介護者、専門家、そして政治についてあなたが考えていることを伝えてあげてください。話してあげなければ彼らは理解できないのです。早急に社会を変える必要があることを気づかせましょう。
(richardtaylorphd@gmail.com Richard’s October Newsletter より)
(国際交流委員 鷲巣典代)
2009年12月25日発行会報「ぽ~れぽ~れ」353号より