仲間と出会い話したい 本人登場
今月の本人 水木理さん
2005年3月にアルツハイマー病の診断を受けた水木理さん(73歳)。06年2月にブログ「認知症一期一会」を開設し、『ブログ 認知症 一期一会 認知症本人からの発信』と本にもなりました。07年9月の京都の講演会では生きる信条は「今日一日を大切にし、繰り返していけば自然と生かされる。落ち込む日は『柳に風』と受けとめる」と話されました。
発病から5年目の今年8月上旬「パソコンがおかしいので、しばらく休養します。夏休みだと思ってください」とブログが2週間ほどお休みとなりました。心配しましたが、24日に再開。水木さんの心情をブログから紹介します。
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できることは、できるだけしたい
2010年8月24日
今日は…何年何月何日…ですか…と
私自身がいっても返事ができないのは…言葉を忘れたのか、それとも、文字の形をわすれてしまったかからか。真夏の暑さにうんざりの今日です。暑さのせいのして…
休養と言ったばかりに、言葉を忘れてそまったのです。変換文字が正しく変換されないのです。
ことによっら私もう言葉、いささか気落ちしています。
何年何月何日…どころではないのです。
2010年8月27日
真夜中のブログ些細なことだがきになって真夜中に目が覚めた。ここのとろ…言葉の変換がすぐにはできず、言葉が書けない状態。毎日のブログ発信を、暑さのせいで休みます…と言ったが、つまらんことをしてしまった…と今悔やむ。
文字の変換が…出来ない。
毎日の発信…の場合は言葉が書けたのに。日々の言葉を書くことで…私らしさが出来ていたのに、言葉を忘れたカナリヤのよう私は言葉を書くことができない状態。
でも、そんな言葉が書けるようになったのでやれやれと小さなあんど。それにしれも、なんで私の文字が私の文字としてさらりと変換してくらないのか。
二時間かけてのブログ発信ができれば大きな安堵。
真夜中のブログ発信ができたことでまずは安堵。なんだか小説家…見たい感じ。書けた 書けました…で、安堵。
出来ることは出来るだけしたいが本音。生きるとは、そんな思いを、なんども、なんども、するこで、明日につながっていくことでしょうね。(原文のまま)
発行:クリエイツかもがわ
2010年10月25日発行会報「ぽ~れぽ~れ」363号より