いきいき「家族の会」 まちでも村でも

初めての開催「男性介護者のつどい」

宮崎県支部

10月に初めてとなる「男性介護者のつどい」が開催されました。これは男性現役介護者で世話人のKさんを中心に実施されたもので、当日一緒に来たご本人(妻)は、女性世話人と別室で女同士の交流を図りながら、男性同士の本音の交流が進みました。参加した男性介護者からは、妻の症状への関わり方や、怒ってはいけないと思いつつも怒ってしまう悩みなど、多岐にわたる話が聞かれ、大変よい交流となったようです。支部では今後も定期的に実施する予定にしています。

介護相談活動 2年間を振り返る支部

福島県支部

郡山地区会では、2年前より地元の障害者福祉センターで毎月1回第4金曜日に介護相談会を行っています。これは通常の交流会だけでは相談できる場が少ないと始めたものですが、この活動には会場の障害者福祉センターの協力も大きく、当初会場探しに苦労する中で、「ここは皆さんの施設ですから」と無料で会場を貸し出してもらっています。今では回を重ねるごとに相談者も増えましたが、まだ「家族の会」の存在を知らずに悩んでいる人もおり、さらに支部として広報を続けていきたいと力を入れています。

「介護の実例集」 募集

埼玉県支部

今回「介護の実例集」を作成しようと会員へ呼びかけています。これは認知症の症状に対して家族が工夫した対応策やアイデアを紹介し、今同じ症状で悩んでいる人の参考にしてもらおうというものです。支部では、成功例はもちろん、失敗談も含めて応募してもらい、多くの介護中の方々が介護の方法に行き詰まったときに活用してもらいたいとしており、「ひとつでも多くの実例を集め、誰もが利用できるような方法も考えたい」と協力を呼びかけています。

つどいに看護学生も参加支部

石川県支部

定例で行っている「つどい」に、金沢大学の看護学生8名が参加しました。参加した学生たちは認知症の人の服薬管理に関するテーマで卒業論文を作成しており、熱心に家族の話に聞き入っていました。

家族からは入院中の看護師の対応に感謝している一方で、ケアマネジャーとの関係に悩んでいるなど、専門職との関わり方についても話があり、学生にとっても家族の生の声に接することができたよい機会となったようです。終了後、学生より「ご本人だけでなく家族にも寄り添った関わり方をしていきたい」と感想が寄せられていました。

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