認知症の人「本人会議」(2006年10月16~17日)
「家族の会」を中心として2006年10月16~17日、京都市において、認知症の人本人があつまり、「本人会議」を開催しました。
その場に集まった本人によって、下記のアピールを発表しました。
認知症の人 本人会議アピール
本人同士で話し合う場を作りたい
1.仲間と出会い、話したい。助け合って進みたい。
2.わたしたちのいろいろな体験を情報交換したい。
3.仲間の役に立ち、はげまし合いたい。
認知症であることをわかってください
4.認知症のために何が起こっているか、どんな気持ちで暮らしているかわかってほしい。
5.認知症を早く診断し、これからのことを一緒にささえてほしい。
6.いい薬の開発にお金をかけ、優先度の高い薬が早く必要です。
わたしたちのこころを聴いてください
7.わたしはわたしとして生きて行きたい。
8.わたしなりの楽しみがある
9.どんな支えが必要か、まずは、わたしたちにきいてほしい。
10.少しの支えがあれば、できることがたくさんあります。
11.できないことで、だめだと決めつけないで。
自分たちの意向を施策に反映してほしい
12.あたり前に暮らせるサービスを。
13.自分たちの力を活かして働きつづけ、収入を得る機会がほしい。
14.家族を楽にしてほしい。
家族へ
15.わたしたちなりに、家族を支えたいことをわかってほしい。
16.家族に感謝していることを伝えたい。
仲間たちへ
17.暗く深刻にならずに、割り切って。ユーモアを持ちましょう。
2006年10月17日
本人会議参加者一同