認知症診断直後からの本人やその家族へのピアサポート活動実態調査

公益社団法人認知症の人と家族の会では、令和5年度老人保健健康推進等事業補助金を受けて、認知症の診断をうけたご本人とご家族が、診断後早期にピアサポートに参加するための全国の活動実態を調査させていただくことになりました。

ピアサポートとは、同じ悩みを持つ、あるいは同じ悩みを経験した者同士がつどい、語り合い、励まし合いながら、悩みの解決の糸口を探る活動のことをいいます。広くは、電話相談なども含まれますが、今回は「直接、悩みを持つ当事者同士がつどい、話し合いや気分転換の活動をすること。仲間づくりを含む」と定義します。

本調査の対象は以下の方です。
●全国の自治体(都道府県、市町村)の認知症施策ご担当者様
●全国の地域包括支援センターのご担当者様
●認知症専門医のおられる医療機関のご担当者様
●若年性認知症支援コーディネーター、認知症支援推進員の皆様
●全国の認知症にかかわる団体の皆様
●全国の認知症にかかわるピアサポート活動を実施されている主催者様

調査の内容は、認知症にかかわるピアサポート活動の認識(地域内での実施状況および課題の把握内容、活動の実際(実施状況:活動場所、頻度、主催、支援者等)、そのピアサポート活動に認知症診断後早期につながる人たちの実際、認知症診断後早期の人たちとつながる仕組みづくり、課題などです。

認知症は早期にピアサポート活動に参加することで、認知症の人も家族も、その後の生活の道標を得て、認知症とともにある暮らしを自分らしく生き、人生に悲観したり絶望したりすることを防ぐことができるといわれています。市民の認知症に対する偏見が、認知症診断後の絶望につながりやすいことから、認知症診断直後からの支援は不可欠です。この調査により、ピアサポート活動の課題を明確にして、全国での活動が拡がっていくためのヒントを得たいと思います。そのために先進的な活動の好事例も集め、まとめる予定です。好事例の調査については2024年1月頃を予定しています。

調査のご回答は施設・事業所内でとりまとめてご提出いただいても、個人のご意見のみでご回答いただいてもかまいません。調査へのご協力は任意です。自由意思によってご回答にご協力ください。ご協力いただけない場合も不利益は一切ございません。なお、調査内で収集する個人情報等は全て、本調査も目的以外には使用いたしません。調査分析の際は、固有名詞等個人情報につながる情報は無意味記号化するなどして個人が特定できないよう配慮いたします。 調査の趣旨にご賛同いただき、ご協力いただける場合は、下記からアンケートにご協力ください。不明な点は下記、問い合わせ先までご連絡ください。

認知症診断直後からの本人やその家族へのピアサポート活動実態調査

回答の締め切り:2023年12月25日(月)

問い合わせ先:公益社団法人認知症の人と家族の会(担当:辻村、上坂、椋)              メール:office@alzheimer.or.jp TEL.050-5358-6580 FAX.075-205-5104

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