注意:このページの内容は、2001年当時のものです。
1. 会議の名称
国際アルツハイマー病協会第20回国際会議・京都・2004(20th International Conference of Alzheimer’s Disease International, Kyoto 2004)
2. テーマ
高齢化社会における痴呆ケア(Dementia Care in an Aging Society)
3. 主催
国際アルツハイマー病協会(Alzheimer’s Disease International略称:ADI、正式名称:The International Federation of Alzheimer’s Disease and Related Disorders Societies, Inc.)
社団法人呆け老人をかかえる家族の会(国際名:日本アルツハイマー病協会Alzheimer’s Association Japan略称:AAJ)
4. 後援(順不同)
世界保健機構(WHO)・厚生労働省・京都府・京都市・日本医師会・日本看護協会・日本老年医学会・日本老年精神医学会・日本痴呆学会・日本痴呆ケ ア学会・日本老年社会科学会・老年看護学会・全国社会福祉協議会・全国療養型医療施設連絡協議会・全国老人保健施設協議会・全国老人福祉施設協議会・痴呆 性高齢者グループホーム協会・高齢者痴呆介護研究研修センター・全国医薬品工業会・日本放送協会・朝日新聞社・読売新聞社・毎日新聞社・日本経済新聞社・ 京都新聞社・ぼけ予防協会など(予定)
5. 開催期日
2004年10月15日(金)から17日(日)
6. 開催場所
国立京都国際会館(京都市左京区)
7. 日本開催の経緯
1980年に発足した社団法人呆け老人をかかえる家族の会(国際名日本アルツハイマー病協会)は、痴呆にかかわる全国唯一の民間団体であり、介護家 族の集い、電話相談、会報の発行、啓蒙活動、調査研究、行政への要望などを行ってきました。その一環として国際交流を行い、国際アルツハイマー病協会の国 際会議には1990年のメキシコでの会議に初めて代表を派遣し、1992年に同協会に加盟しました。その後、毎年代表団を派遣し、また我が国からも痴呆性 高齢者への活動や研究を報告しました。この国際会議が痴呆のケアについて幅広いテーマでレベルの高い報告からなっており、また介護家族や介護者を念頭にお いた国際会議で、参加者も基礎医学研究者から介護家族やボランティアまで幅広いことを知りました。
世界的に高齢化がすすみ痴呆性高齢者が急速に増えているわが国でも国、地方自治体、民間団体などがさまざまな痴呆性高齢者への取り組みを進めてきました。 国では老人性痴呆疾患センター、高齢者痴呆介護研究研修センターなどがあり、民間ではアルツハイマー病の基礎研究、痴呆の診断や治療、物忘れ外来、宅老 所、グループホームなどがあります。また2000年に施行された介護保険は痴呆性高齢者と介護家族に対して重要な社会的支援となりつつあります。こうした 日本での取り組みを、この日本での国際会議を通して海外の人たちに情報提供し、あわせて海外からの痴呆性高齢者への取り組みと情報交換し議論と通して国際 的な視点でわが国と諸外国の痴呆ケアを検討することは、わが国にとっても外国とっても意義深いことと考えます。こうした視点から(社)家族の会で検討を重 ね、総会での了承を得たうえ、その後2004年に京都で国際会議を開催することを国際アルツハイマー病協会に申請しました。2000年7月のアメリカ・ワ シントンDCで開催された同協会の総会で2004年日本(京都)開催の承認を受けました。
8. 会議の主な内容
基調講演 高齢社会と痴呆/高齢化するアジアと世界の痴呆への社会政策
シンポジウム アルツハイマー病の研究の現状と研究方法/痴呆の人の人権
教育講演 痴呆ケアと介護保険/痴呆の人と家族への新しい援助の取り組み
ワークショップ 介護者への援助/痴呆のケアの質/痴呆と社会政策・
セミナー アルツハイマー病協会の役割/運営方法/資金獲得
一般報告/ポスター報告のテーマ 生物医学的研究、薬学、疫学、予防、診断、治療、プライマリーケア、施設ケア、地域ケア、代行(休息)ケア、ターミナル ケア、身体拘束、ケアの質、介護家族への支援、痴呆の人のニーズ(初期痴呆、若年期痴呆を含む)、介護専門職の教育、環境、介護保険、社会政策、痴呆と文 化、倫理、法的問題、アドボカシ、ボランティア活動など
同時進行プログラム 各国アルツハイマー病協会の活動展示/国際アルツハイマー病協会アジア太平洋地域会議/10/66グループ会議(開発途上国の痴呆ケアの研究グループによる会議)、国際アルツハイマー病協会総会、国際アルツハイマー病協会医学科学諮問委員会など
9. 参加数と参加国
参加予定者:国内参加者1000人。海外参加者300人。計1300人
参加国:(70カ国以上)アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、チリ、中国・コロンビア、コスタリカ、 キューバ、キプロス、チェコ、デンマーク、ドミニカ、エルサルバドル、エクアドル、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ガテマラ、香港、インド、 アイスランド、イントネシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、韓国、ルクセンブルグ、メキシコ、オランダ、マレーシア、ニュージーランド、ナ イジェリア、ノルウエー、パキスタン、ペルー、フィリッピン、プエルトリコ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、スコットランド、シンガポー ル、スロヴァキア、南アフリカ、スペイン、スリランカ、スウェーデン、スイス、台湾・タイ、トリニダドトバゴ、トルコ、ウガンダ、イギリス、ウクライナ、 アメリカ、ウルグアイ、ベネズエラ(61の国と地域.)など
10. 過去の開催地
第1回1985年ベルギー(ブリュッセル) 第2回1986年フランス(パリ)第3回1987年アメリカ(シカゴ) 第4回1988年オーストラリ ア(ブリスベーン)第5回1989年アイルランド(ダブリン) 第6回1990年メキシコ(メキシコシティ) 第7回1991年オランダ(アムステルダ ム) 第8回1992年ベルギー(ブリュッセル) 第9回1993年カナダ(トロント) 第10回1994年スコットランド(エジンバラ) 第11回 1995年アルゼンチン(ブエノスアイレス) 第12回1996年イスラエル(エルサレム) 第13回1997年フィンランド(ヘルシンキ) 第14回 1998年インド(コーチン) 第15回1999年南アフリカ(ヨハネスブルグ) 第16回2000年アメリカ(ワシントンDC) 第17回2001 ニュージーランド(クライストチャーチ) (以下予定)第18回2002年スペイン(バルセロナ)第19回2003年ベネズエラ(カラカス)第20回 2004年日本(京都)第21回2005年トルコ(イスタンブール)
11. 会議の日程
2004年
10月15日(金)
午前 開会式・基調講演
午後 シンポジウム・一般報告(3分科会)
10月16日(土)
午前 教育講演・ワークショップ(3分科会)
午後 シンポジウム・一般報告(3分科会)
10月17日(日)
午前 教育講演・アルツハイマー病協会セミナー(3分科会)
午後 基調報告・閉会式
12. 会議の使用語
英語および日本語(会議はすべて同時通訳が利用可能)
13. 組織
1)組織委員会
(1) 委員長(会長)長谷川和夫(聖マリアンナ医科大学名誉教授・聖マリアンナ医科大学理事長・高齢者痴呆介護研究研修東京センター所長)
副委員長 中村重信(広島大学医学部名誉教授・ADI医学科学諮問委員)
(2) 委員:本間昭(東京都老人総合研究所精神医学部長・日本痴呆ケア学会長)杉山孝博(川崎幸クリニック院長)足立啓(和歌山大学システム工学部環境システム 学科教授)新井誠(筑波大学社会科学系企業法学系教授)中島紀恵子(新潟県立看護大学学長)篠崎人理(きのこエスポアール病院本部長)雨宮洋子(総合ケア センター泰生の里総合施設長)大熊由紀子(大阪大学人間科学部教授)猿山由美子(家族の会滋賀県支部代表・ボランティア)永島光枝(家族の会千葉県支部代 表・元介護家族)
2)プログラム部会:(委員長)本間昭〈副委員長〉中島紀恵子
3)総務部会:(委員長)杉山孝博 (副委員長)永島光枝
4)財務部会:(委員長)猿山由美子 (副委員長)篠崎人理
5)国内諮問委員会:(委員長)大熊由紀子 (副委員長)雨宮洋子
6)国外諮問委員会:(委員長)スティーブン・デコスキー(アメリカ・ピッツバーグ大学(神経科医・ピッツバーグ大学神経学・精神医学・神経生物学・人遺伝学教授・ADI医学科学諮問委員会委員長)[予定]
7)国際会議事務局
(1) 事務局長:三宅貴夫(上京病院医師・(社)家族の会副代表理事)
(2) 事務員:松島慈児(高齢社会をよくする女性の会・京都)ほか
14. 連絡先
〒602-8143京都市上京区堀川丸太町下ル京都社会福祉会館
社団法人呆け老人をかかえる家族の会事務局内
国際アルツハイマー病協会第20回国際会議・京都・2004 事務局
TEL:075-***-**** FAX:075-***-****
Eメール:*****
ホームページ:www.alzheimer.or.jp
Alzheimer’s Disease International
45/46 Lower Marsh, London SE1 7RG U.K.
TEL: +44 (0)20 7620 3011 FAX: +44 (0)20 7401 7351
email: info@alz.co.uk web site:www.alz.co.uk