義母の排泄の介助に、男としてどのように対応したらいいのでしょうか
全国の支部で行われている家族の「つどい」。その中で出てきたいろいろな悩み。その悩みに応える形で、介護初心者の悩みにお答えします。会報ぽ~れぽ~れの人気記事の抜粋です。
■義母の排泄の介助に、男としてどのように対応したらいいのでしょうか
義母は(96 歳)要介護3、最近排泄がトイレまで間に合いません。漏らしたりした場合、娘婿としてどうかかわったらいいか分かりません。オムツは赤ちゃんの使うものだと拒否します。排泄の介助に苦労しています。 相談者(76 歳、娘婿)
ケアマネジャーA:根気よく声かけを年をとっても男と女、娘婿への羞恥心ではないでしょうか。嫌がるリハビリパンツは使わずに、排泄の時間に気をつけて、根気よくトイレに誘導してみてはどうでしょうか。
介護家族B:サービス調整は私、失禁のお世話はヘルパーさんと割り切っては 私も、娘婿に下の世話を受けることに抵抗があるのだと思います。あなたはサービスの調整の役割をし、直接のかかわりはヘルパーさんに一日に数回の訪問で交換をお願いしてはどうでしょう。
介護家族C:漏らした場合、さりげなく着替えを渡す 服の着替えが自分でできるのであれば、「風邪をひくから着替えをここに置くよ」と言って、離れてさりげなく様子をみるようにしてはどうでしょうか。次の問題が出てきますが、オムツを嫌がる、お漏らしが困る期間は長く続きませんよ。
看護師D:オムツにこだわらず衣服の工夫も 96歳といえば、自分で排泄するのも難しくなっているでしょう。紙製だけでなく、布の失禁パンツもあります。
下着にあてるパットなども抵抗感が少ないようです。脱ぐことに手間取り漏れてしまうことがあります。脱ぎ着が簡単なスカートや下着もお勧めです。最近は薬局でも失禁について相談にのってくれるところがあります。
地域包括E:高齢者に人気の安心パンツだといって勧める トイレに急いで転倒したという例があります。「これ使ってみて。最近のお年寄りが喜んではいている“安心パンツ”私もはいているのよ」とお義母さんの友達など気心の知れた人から勧めてもらってはいかがでしょう。お義母さんの気分のいいときを見計らって勧めてください。また、デイサービスの看護師に勧めてもらうのも良いでしょう。
世話人F:部屋の変更やポータブルトイレでトイレの場所を近くに お義母さんが一番つらいのではないでしょうか。トイレに行くまでに漏れてしまうのかもしれません。トイレの近くに部屋があればそちらに変わられたらいかがですか。ポータブルトイレを使うのも良いですよ。今は便器とはわからない、しゃれた椅子のようなものもあります。